25.1.15

通勤路試行錯誤

オウルでは平坦な道を10㎞、自転車通勤していた。片道30分程度なので、朝の目覚め、夕方の気分転換には最適の距離。オウルは自転車用道路がよく整備されているので、10㎞の通勤路に信号が全くなくストレスフリーだった。

さてヘルシンキ。幸い新居は職場からまたもや10㎞の距離。これは適度な運動が続けられるとほくそえんだものの、その質がオウルの時とまた違った。坂道はある程度覚悟していたものの、その覚悟を超えるしんどさだ。なんせ風がきつい。ヘルシンキの風がきついのも知っていたが体感するとまたちがう。向かい風に向かって上り坂の日にはもう、脚がヨレヨレ。でもマイナス20℃かつ深い雪をバイクカートに子ども二人乗せて漕いだあの日々に比べたら、と思いながら通う。しかし通ううちに地形が見えてきたので、行きと帰りのルートを帰れば上り坂を避けられることが分かってきた。おかげで先週は最初60分かかっていた距離を45分にまで縮めることが出来た。夏場はもっと早く行けるはず。しかし信号で止められるのは自分ではどうしようもないな。

自転車通勤は週3くらいにして、あとは天気によってはバスで行く。一本で行けないこともないが、バスが遠回りするし時間の無駄なので2本乗り継いで行く。これも乗り継ぎがうまく行かないとバス停でけっこう待たされるんだけど、この待ち時間がまた寒い。ヘルシンキに行ったらセールの時期にお洒落ダウンコートを買おうと思っていたが、行けないうちにセールも終わってしまいそう。私が欲しいのは、そんなにモコモコではなくしかし膝くらいまで隠れる長さでエレガントな濃紺の、なんだけどなあ。高級すぎて分厚くなっちゃってるのはイヤなのよ。テカテカの素材もイヤなのよ。なんて言っていると気に入るのもなかなかなく。結局普通のウールのコートの下に重ね着することで解決するのかもとも思ったり。

バスも、最初はお試しでチャージ式のカードにしてみたけど、週4以上使うと定期の方がお得と判明。娘のお供でどうしても土曜日は街までバスを使うし、待ち時間にもバスとトラムを使うことを考えると仕方なし。夏になったらチャージ式に戻そう。
オウルで懐かしいのはこんなきりりとした極寒の日の風景。故郷は遠くにありて思うものかな。オウルはもはや私の故郷なのだと思うこの頃。


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