夏のはじまり

去年市の工事で防音用の土盛りが家の隣に出来た。これなかなかいい！今までは白樺林だったので庭が陰になって野菜も育たないし、蚊もたくさんいて夏庭に出られたもんじゃなかった。きれいさっぱり切ってもらったので今は太陽さんさん。今年こそは何か日本の野菜を育てようと今室内で苗を育成中。

週末は天気がよかったので土盛りの上でピクニックで夕飯にした。すぐ隣が道路だけどそんなに交通量もないし。息子は車を見るのが好きなので、時折通るバスやトラックを秋もせず眺めては喜んでるし。娘はタンポポを摘みブーケを作ってはうふふと笑いながらスキップするという実にステレオタイプな女の子らしい愉しみを見つけていて、こんなに小さいのに男女別がはっきりしていて面白いな〜。

今年は花粉が記録的に多いらしく、ヨーガを始めて克服したかと思われた私の花粉症も復活。ピクニックなんかしたら花粉にやられてしょうがないんだけど、もうそんなことを言っていたら夏が終わってしまうので耐えます。今年はでも抗ヒスタミン剤は要らない。鼻は朝ヨーガで通し、目は目薬で。帰ったら速攻顔を洗って目も洗い、鼻うがいをすればなんとかなるね。

エビマヨの日

友達に教えてもらったレシピでマヨネーズを作り、エビマヨと棒々鶏の夕餉。楽しかった。

棒々鶏をやるといいのは、鶏ガラスープが出るところ。カッペリーニを重曹でゆでて簡単支那そばもできておいしかったよ。夏の間にまたやりたい。

Tertin kartano

ヘルシンキから車で帰るのにクオピオによってみることに。行きしなに適当なドライブインで朝ご飯食べてひどいめにあったので、帰りは夫に、「小さいヘボイドライブインで食べるくらいなら何も食べない方がいい！どっかいいとこで食べよう！！」と泣きついていたらすてきなとこ見つけちゃったよ。Mikkeliの街によったもののピザとかケバブしかなくてがっかりしてクオピオに向かったら。

こんなところに

Tertin kartanoとあったので、カルタノというからにはなんか美味しいものがあるだろうよと。ピンクの壁で姫ちゃん好きそうやねえと入って行ったら。

玄関

運転するのでワインは飲めなかった。ちっ。

一番右のsilliがおいしかった。卵が！

マリネもスモークもいける。

またお肉のおいしいこと。

なんかね〜いちいち丁寧な味がしたね。

一部屋まるまる家族で使えた。

一皿目

二皿目はお肉で

ぱりぱりのパンがおいしい！

メインはまあ、こんなもん。

前菜が素晴らしすぎた。

左、ただのアイスかと思ったらメレンゲケーキで絶品！

デザートもおかわりしました。

給仕のお姉さんがフィンランドには珍しく細くてにこやかで素晴らしい！！

しかし偏食でろくに食べない姫に半額、

つまんだ程度のトーマに10€とられたのは痛かったが。

フィンランドのお葬式

はじめてフィンランドのお葬式に出た。結婚式は3回くらい行ったけど、お葬式ははじめて。粗相のないように、とあらかじめ友達に聞きまくった結果、お香典もないしお花とカードだけでいいとのこと。こういうのカジュアルな国は楽でいいなあ。
私は二十歳のときに叔母につくってもらった喪服など入るはずもなく、友達にワンピースとボレロがセットになった喪服を借りて。夫は一応黒のスーツがあるし。姫は黒いドレスとジャケット。トーマにはスーパーで黒いゴムのウエストの、でもセンタープレスが入ったパンツと白シャツ、黒ベストで。しかし靴は姉のお下がりのピンク...。

そしたら親族のお子さんは普段着で、しかもピンクの服を着ていて、なんだ〜これでいいのかと思った。黒じゃなくてグレートか茶色もいいみたいだったし。ヒョウ柄の人もいたし。なんでもありなのね。

お花も日本だと種類と色が制限される気がするんだけど、こっちでお花屋さんにお任せしたらオレンジのオニユリで仰天した。でも並べられたお花を見ると色とりどりで、なんでもいいのかと。

式はあっさりしたもので、その後も軽くサンドイッチケーキとお茶。故人へのスピーチなどあっておしまい。うちはトーマのお昼寝の時間もかぶっていたし、私は半分車でトーマと一緒に寝ていたよ。前の日夜行で寝られなかったしね。

天気のいい日でよかった。お葬式は当然教会で、キリスト教式でやったんだけど。何教徒でもない私ですが。中高カトリックの学校に行った私ですが。でもお葬式にはお坊さんのお経を聞かないとなんだか落ち着かないものだなあと思ったわ。私はこの国で死んだらどうやって弔われるんだろう。教会の税金払ってないから教会では弔われないんだろうけど。願わくば灰にしてもらって、お墓は要らないからそれでも日本の土になりたいわと思う。