私は二十歳のときに叔母につくってもらった喪服など入るはずもなく、友達にワンピースとボレロがセットになった喪服を借りて。夫は一応黒のスーツがあるし。姫は黒いドレスとジャケット。トーマにはスーパーで黒いゴムのウエストの、でもセンタープレスが入ったパンツと白シャツ、黒ベストで。しかし靴は姉のお下がりのピンク...。
そしたら親族のお子さんは普段着で、しかもピンクの服を着ていて、なんだ〜これでいいのかと思った。黒じゃなくてグレートか茶色もいいみたいだったし。ヒョウ柄の人もいたし。なんでもありなのね。
お花も日本だと種類と色が制限される気がするんだけど、こっちでお花屋さんにお任せしたらオレンジのオニユリで仰天した。でも並べられたお花を見ると色とりどりで、なんでもいいのかと。
式はあっさりしたもので、その後も軽くサンドイッチケーキとお茶。故人へのスピーチなどあっておしまい。うちはトーマのお昼寝の時間もかぶっていたし、私は半分車でトーマと一緒に寝ていたよ。前の日夜行で寝られなかったしね。
天気のいい日でよかった。お葬式は当然教会で、キリスト教式でやったんだけど。何教徒でもない私ですが。中高カトリックの学校に行った私ですが。でもお葬式にはお坊さんのお経を聞かないとなんだか落ち着かないものだなあと思ったわ。私はこの国で死んだらどうやって弔われるんだろう。教会の税金払ってないから教会では弔われないんだろうけど。願わくば灰にしてもらって、お墓は要らないからそれでも日本の土になりたいわと思う。
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