21.12.14

年末の引越し


フィンランドで引っ越すのは2回目。一回目は一人で住んでいた3人でシェアするアパートから、当時彼氏だった夫と一緒に住む為に家族向けのアパートに移ったとき。このときは一人だったので荷物も管理しやすくスムーズに越した。友達の車を出してもらって、ラボの人を大勢呼んであっという間に終わった気がする。

2回目は今住んでいる長屋を買ったとき。このときは二人だったので思うように引っ越しプランが立たず、当時はまだ結婚していなかった夫にイライラさせられたのを覚えている。

3回目の今回は家族も4人になり、子どものものもけっこうかさばる。移動もオウル市内ではなくヘルシンキまでなので段取りもいろいろ違ってくる。引っ越しに向けての段階を色々忘れないうちに書いておきたいが、今回はとりあえず荷造りと引っ越し業者の手配だけ書いておこう。

フィンランドにも色々引っ越し業者がいるようで、会社によってサービスも値段も違うらしい。私たちはなるべくコストは抑えたいので、パッキングは自分たちですることにした。しかし引っ越しは年末。道も悪いし、大型トラックの運転は心配なので荷物の移動はドライバー付きのトラックを頼むことに。引っ越しの箱は写真のような積み重ねられるプラスチックの箱を104個手配。これは業者によっては日にち加算のところもあるが、私たちが頼んだところは何日借りても同じ値段。27日の引っ越しを頼んだら12日に持ってきてくれた。それを今ボチボチつめているところ。この箱、段ボールと違っていちいち組み立てる手間が省けて素晴らしい。箱の重量でしたのはこの荷物がつぶれる心配もない。これ日本の引っ越しであんまし見たことないけど導入されてるのかな?

箱が届いたら夫はがぜんやる気になり、さっさと自分の荷物と、屋外の倉庫の荷物をまとめてしまった。私は今の仕事の片付けがなかなかはかどらず、家に帰るのも遅い日々が続き出遅れ。しかもうちの荷物、私の管理範囲のものが多すぎる。蔵書、コート、靴は私の方が断然多い。子どもの服はこれを機に整理したいので、私がチェックしながら箱詰めする。お皿も自分で詰めたい。本棚は私の分も夫が詰めてくれると親切に提案してくれたけど、私は本は作者でまとめて並べているので、夫に適当な箱に割り振られるといろんなところに本が散らばってイヤなのでお断りした。

仕事場の書類もけっこう処分したが、今の仕事と次の仕事の資料はフォルダにまとめて見直せるようにしていて、これはしばらく手放したくない。なのでこれも一箱半はあるしな。一時期断捨離にはまっていたおかげでモノは減ったはずなのに、なぜこんなにもまだあるのか!?と毎日泣きそうになりながら詰めるが終わらない。

しかも27日にトラックが来る。24、25、26は祝日。ということはパッキングのものが足りなくても買いに行けない!とイライラしていたが、今日家族みんなでプチプチ梱包材、部屋に土足で入っても大丈夫なように敷く紙、梱包用の紐、マットレスを包むのに使うビニールなどを買いに出かけて、一通りそろえたらホッとした。

明日とあさってはラボとデータを片付けて、クリスマスはパッキングにいそしむぞ!あ、クリスマスの食品も買っておかなければ、えーん。


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19.12.14

イルミネーション


ある日公園を通りがかったら色々ライトアップされていた。日本に比べると地味だ。雪積もっていたらさぞかしきれいだったろうに。今年は12月に入ってもなかなか雪が残らず毎日暗く、11月のようだった。

オウルは経済が冷え込んでいると聞く割に、そこかしこで工事している。地下駐車場工事、道路工事、新しいビルが何軒か。街中にマンションも続々出来ている。我が長屋はなかなか売れないというのにこの建築ラッシュは何?IT系の再就職も順調だという記事も見た。トラムが走るという噂さえきく。トラムは好きなので歓迎するけど、もうちょっと景観を考えて建築してもらいたいなあ。せっかく大学に建築学部もあるからね。

今年のオウルで困るのは、雪が積もらなくて暗いのに加えて、オウル市の節電計画(財政難なのよね?どうなの?)の為一部の街灯が制限されていること。自転車漕いでたらもう真っ暗闇に吸い込まれそうになる。私が漕いでいるここは一体地面なのか、はたまた奈落かなどと不安になりながら漕ぐ毎日だった。

姫の通っている学童からも、オウル市からの補助が切られそうだから保護者の意見を求むとの手紙が来た。不安だ。切るなら街灯や社会保障関係以外を切ってもらいたい。

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